2014年11月26日 世間について

昨日、work andバランスの子育てしながらの女性社長さん(大企業など
5000社の経験に基づくコンサルタント)のお話を聞いてきました。

現代の雇用背景に関わる考え方で、非常に理屈だった考え方で、背景含めてたいへん参考になりました。
さくらの組織の作り方にも、たいへん参考にましたので、考え方を取り入れていきたいとおもいました。

以下、紹介しておきます。

『なぜ女性の力が現代に必要か、また女性の力を発揮できなければ企業は発展しないのか』

決定的な理由は、明確です。
「日本は人口が減っているから」
です。

高度成長期に大量生産のために日本人は家族を犠牲にして働いてきました。どこの国もこの末路は一緒で、全ての国で少子化の道をたどっています。

特に日本はこの10年女子の労働環境を改善しなかったことが最大の理由で、子供の出生率が低下し、この50年間の人口減少、高齢者社会は必ずやってきます。

つまり、労働人口が多い国は経済がどんな状態であろうと(どんな政策であろうと)必ず発展するのです。

逆に言うと、人口が増えなければどんな政策を練っても経済は発展しないのです。

そうすると、これから必ず起きるのは労働者不足!!

この労働者不足の状態で鍵を握るのはやはり女性です。

高度成長期は、大量生産の為、みなで根性だ!皆で一致団結だ!の力のパワーで市場から求められたものを大量生産することができました。

しかし今の時代、根性では改善しない時代です。求められるものが短サイクルで動いており、また女性は最も働きにくい日本の環境の中で子育てして考え抜いて生きております。

つまり、この最悪の中の環境で生きている彼女たちの実生活に基づいた経験や考えが、市場のニーズを結果捉えます。

斬新なアイデアや、市場のニーズを女性がとらえるのはこの結果です。

また多様な考え方をマネージメントで生かすには、均一された感じではアイディアや改善は生まれません。

管理者のマネジメントのやり方が変わってきています。

昔のリーダーシップは、10パーセントの時間で指示を出し、残り90パーセントも時間を使って良いものを生み出しました。

しかし、今の理想のリーダーシップは、30〜40パーセント時間をかけて考えを共有し、部下が主体的になるまで時間をかけ、その後60パーセントの短時間で、急速に良いものを作り上げるサイクルが最も効果的と言われています。

つまり指示は遅くても良いのです。

女性部下は、
的確でスピード指示ある指示を受けた時が最も力が発揮されるのでなく、自分が必要とされていると感じたときに最も力を発揮します。

講演をきいて、最も印象的だったのは、
この労働不足、女性の力を必要とする時代の中で、

『家族の会話が企業の生産性を左右する!』ということでした。

つまり、どこの家庭も共働きになってしまっている状況の中で、いかにお互いが自分の職場で不満を溜めないかが大切で、
貯めた不満は夫婦の会話を止め、結果子供に影響を及ぼします。

講師の方が多くの男子大学生にヒアリングをしたみたいです。

そのヒアリングにて、
『ほとんどの息子は親父とまともに会話をしていない』
ということが判明しています。

結果、子供は話を聞いて欲しいので、嫁さんに話をするのですが、嫁さんは逆に旦那の不満を子供にいます(笑)
つまり、旦那が嫁さんの話を聞いてあげていないのが、1番の原因とのことです。
また、こんな男子学生は家族の嫌な姿しか見ていないので、子供を育てたいと思わく、自分の彼女にも働かせたくないと思い、どんどん働かない女性が増えていきます。

講演を聞いて、これからさくらで働くスタッフに関しても、夫婦間の会話も支えることができれば、その子供たちがもっと頑張りたい、働きたい、家族を大切にしたいと思える環境を作れると感じました。

例えば、
結婚記念日に嫁さんとご飯を食べに行くサポートをする。
嫁さんと2人で遊びに行く理由であれば、特別休暇を与える。
もちろんそのアウトプットは社内でしてもらう。などなど。

ワークアンドバランスの社長さんはこうもおっしゃっていました。

これから子育て難民だけでなく、介護難民が急速に出てきます。その時は、女性だけでなく、実は男性も大きな社会問題となり、その環境を支える企業のみが生き残っていける時代が来ます。

家族を大切にするさくらにとっても、スタッフの労働環境、残業時間を改善するのは、大きな課題ですが、夫婦間の仲を深めることが、段階的なポイントかもしれません。

講師の方より
女性の能力を最大に生かすには、押し付ける考え方ではなく、
自ら考えてくれる仕事の与え方、責任、役割、権限の与え方が、何より重要と理屈で教えていただきました。

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