(困ったなおった新聞28号(2019年4月2日発行)より)

妙見桜並木通り、㈱さくらの七理です。

住宅アドバイザー七里

住宅アドバイザー七里

今回は2018年の地震で屋根瓦がズレ、その工事中に台風が来てしまったN様邸のお話です。
災害で被害に遭われたお家の修繕では、どなたさまも同じような思いをされたのではないでしょうか。
われわれ業者も材料や人手が大幅に不足し「いつになるか検討つかない」異常事態を
お客様に説明するのは本当に心苦しい限りです。
現在もまだお待ち頂いている方もおられ力足りず申し訳ありません。

 

N様は地震後、すぐに応急処置だけでもと、あちこち調べて何社かに連絡されたようでした。
僕が現場調査に伺った日は「他社の職人さんがブルーシートを掛けに来る」という前日でした。
築後30年、まだ一回も屋根や壁の塗替えをしたことがなく、
この際だからリフォームしたいというお話でした。

 

N様邸現調
工事前のN様邸
大屋根のズレと外壁のひび割れも気になさっていました。
あとの台風で駐車場の屋根のポリカーボネート板が飛んでしまいました。

 

しかしブルーシート掛けはさくらでは先約順に回らせてもらっていたので
僕は「少しでも早い方が良いので、明日は他社さんにシート掛けしてもらってくださいね」とお願いし、
後日また日程調整してから連絡することになりました。

 

翌日、ブルーシートの処置がちゃんと済んだか気になったので、N様に電話し無事を確認。
その後の工事の見積りも他社にも頼んでられたんですが、
結局はうちに任せてもらえることになりました。

 

N様邸シート
さくらではブルーシートの即日対応ができかねたので
近くのホームセンターに依頼されました。

 

ご要望は、屋根を従来の和瓦が重く揺れに対して怖いので軽い素材に葺き替え、
壁はひび割れを直し全塗装。

 

ようやく屋根職人さんの手配が整い9月、足場が組めていよいよという時に、
あの台風が直撃!

 

養生シートがめくれたり、被害箇所がもっと広がったり、N様はかなり不安だったと思います。
2回目の台風にも何とかこの状態で耐え、和瓦から新しくガルバリウム鋼板への葺き替えが終了。

 

鋼板の屋根は瓦に比べて約十分の一の重さしかなく、少し高価ですが、
耐久性があり断熱効果も期待できます。
何よりも揺れに対する不安はなくなります!

 

N様邸屋根工事中
屋根下地の工事中

 

そしてすぐに壁の塗装工事を始めました。経年劣化と地震によるひび割れの補修。
N様邸は1階2階で違う色の塗装で仕上がりました。
あとは駐車場のポリカーボネート板を張るだけなのですが、
これがまた材料が品切れだったのと、職人さん不足により、
2ヶ月近くもお待たせしてしまいました。

 

N様邸クラック
ひび割れの補修前

N様邸シリコン
ひび割れの補修後

 

僕が「ブルーシート早くやってもらえて、ほんまに良かったですね」
と心配して電話を掛けた事に対して、N様の奥さまが

 

「実は、心が折れてた私にはすごく嬉しい電話だった。
さくらで工事をやってもらおうとこの時に決めたのよ。」

 

とお話くださいました。

 

N様邸施工後
施工後
ぴっかぴか、まるで新築!

 

全ての方にご満足いただけてないとは思いますが、
今回の災害を通じ、貴重な経験を積ませていただきました。

 



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