寒かった冬のピークも終わり、春の訪れを少しずつ感じられるようになってきましたね。
冬はお庭はほったらかしだったという方も、「お庭仕事を始めようかな」、
なんて気分になられている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回は、お庭の排水に関するお話です。

 

(困ったなおった新聞29号(2019年5月発行)より)

妙見桜並木通り 、㈱さくらの多田です。

多田さん
住宅アドバイザー多田

 

ゲリラ豪雨や線状降水帯・・・
〇〇年に一度の雨が一日で降った・・・なんてニュース、初めはびっくりでしたが、
最近では当たり前の日常になりつつありますよね。

昔の「夕立」とは比較にならない凄い降雨量なので、
おうちまわりの雨樋、排水マスからあふれた水がなかなか引いてくれない、
など気になる時ないですか?

 

僕の現場で、交野市在住K様の
「ず~~っと前からそこは詰まっててもう何年も使ってないんよ…」と
お困りだったお庭の『排水マス』のお話です。

排水マス
排水口がすぐに詰まってしまうので何年も使われてなかった排水マス

 

「何が原因か見てみましょうか?」ということで職人さんにお願いして、
水口から小型カメラを入れて覗いてみると、

 

「何?まるでエイリアン?」
「赤いモジャモジャがいっぱい!」

 

本来なら、排水はこの排水口からお庭の土中を通っているパイプの中を流れ、
5mほど先の敷地縁の側溝へ流れ出るはずです。

 

お庭
この側溝から排水マスまで約5mのパイプが埋まっている

 

さっそく赤いモジャモジャを取り除こうと掃除用の棒を突っ込みましたが、
完全に奥まで詰まっているようす。

掻き出してみると「木の根っこ」でした!

詰まりの犯人!

 

 

え?ひょっとしてこのパイプ、どこまで根っこがつまってるやろ?
取り除くしか直す方法はないので、掘ってパイプの中を見てみるしかない・・・
地中深さ60㎝ほど堀り、パイプを少し割ってみると、
根っこがびっしりと入り込んで流れを完全に妨げていました。

 

割って確認もじゃもじゃ
赤いモジャモジャが犯人!

 

両手でガシッとこの根っこの束をつかんで、ずる~~っと引っこ抜くと、
何と約3.5mもびっしり! 出て来たのがこれ!

出て来た根っこ

 

実はお庭に植栽があって築年数が古いお宅では、
排水マスに木の根っこが入り込むケース、けっこうあります。

 

排水って、植物にとってはとても栄養豊富な水分で、
パイプとの接続部分や傷んだコンクリートの排水マスなど、
わずかな隙間から根っこが入り込み、パイプの中で充分に成長し続けるんです。

 

K様邸では何年も水はけが悪いのを我慢されていたんだなと、
お気の毒に思ったほど、りっぱな根っこが育っていました。

 

割れた部分だけ新しいパイプに取替えて、継ぎ目をしっかりシールドし、
側溝の出口付近の配管周りを隙間なくモルタルで仕上げました。

 

スッキリ排水が通るようになりめっちゃ喜んでもらえたので、本当によかったです。

 

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本格的な春到来、お水が気になる季節の前に、
なんか気になるな~ってことがございましたら、是非ご相談くださいね!

 



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