あなたの家も狙われているかも?シロアリ発生のサインと放置する本当の怖さ
「最近、家の周りで羽のついたアリをよく見かける…」
「なんだか床がフカフカする気がする…」
もし、そんな風に感じたことがあるなら、それはシロアリが発する危険信号かもしれません。
シロアリは、私たちの知らないうちに家屋に侵入し、大切な住まいの柱や土台を食い荒らす恐ろしい害虫です。
気づいた時には被害が深刻化し、高額な修繕費用が必要になるケースも少なくありません。
この記事では、大切なマイホームをシロアリから守るために知っておきたい「発生時期」「発生原因」「被害状況」について、分かりやすく解説します。
シロアリの活動が活発になる「発生時期」はいつ?
シロアリは一年中活動していますが、特に注意が必要なのが、新しい巣を作るために一部が「羽アリ」となって飛び立つ時期です。
ご自宅の周りで羽アリを見かけたら、近くにシロアリの巣がある可能性が非常に高いと言えます。
日本で主に被害をもたらすシロアリの種類と、その羽アリが発生する時期は・・・
◆ヤマトシロアリ:4月~5月頃の昼間
日本全土に生息する最も一般的なシロアリです。
春先、雨が降った後のよく晴れた暖かい日の午前中から昼間にかけて、一斉に飛び立ちます。
黒っぽい色をしており、一見すると普通の黒アリの羽アリと間違えやすいのが特徴です。
◆イエシロアリ:6月~7月頃の夕方から夜
関東以南の温暖な沿岸部に多く生息し、被害の進行が速く、建物に与えるダメージが非常に大きい種類です。
梅雨時期の蒸し暑い日の夕方から夜にかけて、電灯などの光に集まってくる習性があります。
💡ポイント💡
羽アリを見つけたら、「ただのアリだろう」と放置せず、シロアリの可能性を疑いましょう。
特に、家の中で羽アリを見つけたり、大量の羽だけが落ちていたりする場合は、すでに家の中に巣が作られている危険なサインです。
なぜ私の家に?シロアリが発生する3つの原因
シロアリは、どんな家にも発生する可能性があります。彼らが好むのは、次のような環境です。
原因①:湿気
シロアリは、湿気が多くジメジメした場所が大好きです。
- 床下: 風通しが悪く、湿気がこもりやすい床下は絶好の住処です。
- 水回り: 浴室や台所、トイレなど、水漏れや結露が起こりやすい場所は特に危険です。
- 雨漏り: 雨漏りを放置していると、壁の内部や天井裏が湿り、シロアリを呼び寄せてしまいます。
原因②:エサとなる木材
シロアリの主食は、木材に含まれる「セルロース」です。
- 建物の土台や柱: 家を支える重要な構造部分が直接的なターゲットになります。
- 庭に放置された木材: ウッドデッキ、杭、切り株、使わなくなった木材などを庭に置いていると、シロアリの餌場となり、そこから家屋へ侵入する足がかりになります。
- 段ボール: 玄関や物置に置きっぱなしの段ボールも、シロアリのエサになります。
原因③:侵入経路
シロアリは非常に小さな隙間からでも侵入してきます。
- 基礎のひび割れ: コンクリートの基礎にできたわずかな亀裂や隙間。
- 蟻道(ぎどう): 地中から建物の基礎の表面を伝って、土でできたトンネル(蟻道)を作り、内部に侵入します。
- 羽アリの飛来: 羽アリが窓や換気口の隙間から直接侵入し、巣を作ることもあります。
放置するとどうなる?シロアリがもたらす恐ろしい被害
シロアリの被害は、目に見えない場所で静かに進行します。
気づいた時には、取り返しのつかない事態になっていることも少なくありません。
💡初期症状:こんなサインを見逃さないで!💡
- 床がきしむ、フカフカする
- 柱や壁を叩くと「コンコン」と空洞音がする
- ドアやふすまの建付けが悪くなる
- 壁や基礎に土でできた筋(蟻道)がある
- 畳が湿っぽく、カビ臭い
これらの症状は、シロアリが木材の内部を食べているサインかもしれません。
◆進行した被害:家の強度が著しく低下
被害が進行すると、柱や土台の内部はスカスカの空洞状態になります。
外見上は問題ないように見えても、ドライバーなどで軽く突くだけで簡単に穴が開いてしまうほど脆くなっています。
こうなると、建物の耐震性が著しく低下し、地震や台風などの自然災害時に倒壊する危険性が非常に高まります。
◆最悪のケース:資産価値の暴落と高額な修繕費用
シロアリ被害を受けた家は、安全に住み続けるために大規模な修繕やリフォームが必要になります。
その費用は被害の範囲によって数百万円にのぼることも珍しくありません。
また、家の資産価値も大きく下落してしまいます。
大切な財産であるマイホームが、一夜にして負の遺産に変わってしまう可能性もあるのです。
💡まとめ:大切な家を守るために、今すぐできること💡
シロアリの脅威は、決して他人事ではありません。被害を最小限に抑える鍵は「早期発見・早期対策」です。
まずは、この記事を参考に、ご自宅のセルフチェックをしてみてください。
- 家の周りや床下に、不要な木材を放置していませんか?
- 雨漏りや水漏れを放置していませんか?
- 羽アリが飛んでいませんでしたか?
- 床や柱に、きしみや空洞音などの異常はありませんか?
もし少しでも不安を感じたら、迷わずさくらにお問合せください!
プロの目で点検してもらうことで、正確な状況を把握し、適切な対策を講じることができます。
手遅れになって後悔する前に、今日からシロアリ対策を始め、安心で快適な暮らしを守っていきましょう。