悪質給湯器点検業者にご用心!高齢者を狙った高額請求から身を守るには
近年、給湯器の点検を装った悪質な業者による被害が急増しています。
特に高齢者の方々が狙われ、不要な給湯器交換を高額で契約させられるケースが後を絶ちません。
大切なご家族やご自身の財産を守るためにも、悪質な業者の手口を知り、適切な対策を講じることが重要です。
悪質業者の手口とは?
悪質な業者は、以下のような手口で消費者を不安にさせ、高額な契約を迫ります。
1.突然の訪問・電話
「無料で点検します」「メーカーの者です」などと語り、突然訪問したり電話をかけてきたりします。
2.根拠のない不安を煽る
点検と称して給湯器を調べ、「このままでは危険です」「すぐに交換しないと大変なことになります」などと、根拠のない不安を煽ります。
3.相場とかけ離れた高額な見積もり
緊急性を装い、その場で契約を迫ります。提示される金額は、通常の給湯器交換費用の数倍に上ることも少なくありません。
4.強引な契約の誘導
「今すぐ決めないと手遅れになる」「キャンペーンは今日まで」などと、冷静に考える時間を与えず、強引に契約させようとします。
被害に遭わないための対策
このような悪質な手口から身を守るために、以下の点に注意しましょう。
1.安易にドアを開けない・電話を切る
見知らぬ業者からの突然の訪問や電話には、安易に応じないようにしましょう。少しでも不審に感じたら、すぐにドアを閉めるか電話を切ってください。
2.「無料点検」には要注意
「無料」という言葉は魅力的ですが、そこから高額な契約に誘導されるケースがほとんどです。安易に点検を依頼しないようにしましょう。
3.即決しない、必ず複数の業者から見積もりを取る
その場で契約を迫られても、絶対に即決しないでください。必ず複数の信頼できる業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。
4.家族や信頼できる人に相談する
給湯器の交換は高額な買い物です。少しでも不安を感じたら、すぐに家族や友人、地域の消費生活センターに相談しましょう。
5.契約書をよく確認する
契約する際は、契約内容、費用、アフターサービスなどを隅々まで確認しましょう。不審な点があれば、すぐに質問し、納得できない場合は契約しないことです。
困った時の相談窓口
もし被害に遭ってしまった、または不審な業者から連絡があった場合は、一人で抱え込まず、以下の窓口に相談してください。
- 消費生活センター:局番なしの「188」(いやや!)
専門の相談員が、問題解決のためのアドバイスやあっせんを行ってくれます。
まとめ
給湯器は生活に欠かせないものですが、その点検や交換をめぐるトラブルが増加しています。
悪質な業者の手口を知り、冷静に対応することで、大切なご家族やご自身の財産を守ることができます。
「おかしいな」と思ったら、まずは疑うこと、そしてすぐに相談することが何よりも大切です。